6-3:カットによる違いとは
2015-06-03
そのカットの方法には主に3種類がありますが、見た目以外の違いの差は一体なんなのでしょうか。
理由は、ヘッドの断面積が小さければ小さいほど吸入には不向きだからです。
断面積はフラット→パンチ・V の順に小さくなっていき、フラットカットと同じだけの煙量を得るにはそれだけ勢い込んで喫煙しなければなりません。
ただ、他のカットにもメリットはあります。ここでおさえておきましょう。
・パンチカット:
パンチカットはキャップに穴を開ける方法で、ヘッドやラッパーがほどけたり、切り損じをする心配がありません。
カットでラッパーが痛みやすい非常に古い葉巻や乾いた葉巻などにダメージを与えたくない場合にも、簡単にカットできます。
また、RG(リングゲージ)の大きな葉巻でギロチンやシザーの刃が入らない場合は、パンチカッターで複数の穴を開けてやるなどの方法が有効です。
ただ、パンチカッターの刃を奥まで刺し込むと逆にダメージを与えてしまったり、バインダーくずが喫煙中に出てきたりします。
フラットカットに比べ断面が小さくなるので、葉巻の喫味を若干強く感じられます。
パンチカットはキャップとラッパーの薄皮のみを剥くだけで大丈夫なので、このビクトリノックスのように刃の浅いもののほうが便利です。
VICTORINOX(ビクトリノックス) シガーカッター 保証書付 0.6580.16 【日本正規品】
・Vカット:
キャップにV型に切れ込みを入れるカットです。見た目がちょっと変わったカットです。
専用のカッターを使わないと出来ないカットで、道具の切れ味が悪いとキャップやラッパーがほどける原因になるので注意が必要です。
また、ヘッドに深く切れ込みを入れるので、喫煙するとき口に深く咥えこまないと喫煙できないので、ヘッドを唇に添える感じでの喫煙は出来ません。
ハバノスのオフィシャルの解説本では推奨されていません。
柘製作所(tsuge) フラット&Vカッター #80373
Colibri V-Cut / コリブリ シガーカッター V カット
パンチもVも径を大きくすることはできるので、煙量を多くすることは可能です。
また、逆に長時間じっくりと喫煙をするには、ヘッドの断面積が小さい方が向いています。
自分にあった道具を探してみましょう。
フラットでもパンチでもVでも、重要なのはカッターの切れ味です。よく切れるカッターを使いましょう。
2018-06-09 更新