Habanos S.A.|2024年は過去最高の売上を達成
2025-02-26
2025年2月24日から開催されている第25回ハバノス・フェスティバル。
キューバの葉巻事業と世界流通を統括する同国企業Habanos S.A.の幹部らは、ハバノス・フェスティバルの開幕に世界中の報道陣を迎え、過去最高の売上高となった2024年の事業について報告した。
同社は売上高が8億2700万ドルと、2023年の7億2100万ドルから大きく増加したと発表した。
「当社にとって記録的な収益である」と、ハバノスのオペレーションマーケティング担当副ディレクター、アレハンドロ・フェルナンデス・ブランコ・バレロ氏は演壇で語った。
キューバは生産数については言及を控えた。
報道関係者から生産に関する質問がいくつか出たが、ハバノスの幹部は葉巻の生産数についての詳細は語らなかった。
キューバ産葉巻の需要は、常に供給をはるかに上回っている。
「顧客のニーズは完全には満たされてはいない」と、商業担当副社長ホルヘ・ペレス・マーテル氏は発言した。
キューバ産葉巻は近年、特にコイーバとトリニダが非常に高額となっており、それが売上高の増加に反映されている。
「売上の大きな割合を占めるのは高級ラインだ」。
ドル換算で見ると、中国は依然キューバ産葉巻の最大の市場であり、収益の27%を占めている。スペインは第2位、スイス、イギリス、ドイツがそれに続く。イギリス市場は今年ドイツに取って代わり4位に浮上した。2023年はドイツは第4位となっていた。
地域別に見ると、ヨーロッパはキューバにとって最大の葉巻の販売元であり、総販売額の半分強(54%)を占め、アジア太平洋地域(24%)がそれに続いている。