Bolivar Bosphorus 2014 ER Turquía

2025-06-14

ボスポラスはトルコ限定で2014年にリリースの発表だったが、実際に開始されたのは2015年だった。
ボリバーのエディシオン・レヒオナルは非常に多いので混乱する。
これはニス塗りボワト・ナチュールに25本が収められ、2000箱生産された。
サイズはRG52x110mm、ビトラ・デ・ガレラ:ペティエドムンド(ビトラ・デ・サリダ:ペティロブスト)。これもERにとても多いビトラである。

葉巻をよくチェックする。表面はやや焦げたようなコロラドで、ラッパーはオイリー。やや荒い。
香りは夏の朽木のようで濃い。

ヘッドをフラットカットし空吸い、フットに火を灯す。
杉の木の焚き火。
喫煙する。ややビターでメロウなタッチ。
レザーを主体に、背景にナツメグ、香木、テキーラ。硬い喫感だが重さは感じない。
滴るようなうまみを見せるストロング。動物性タンパク質のようなうまみは、葉巻ではなく何かを食べているような錯覚を覚える。


中盤、それが焼き魚のようであるのに気づく。
ビターとウッドが無限に変化し、深い奥行きを感じさせる。ハーブ系リキュール、チーズや開いたコニャックのコク。
味蕾が息つく暇もない。

終盤、灰を落としてブローする。石鹸香が炸裂し、周囲と脳が真っ白になる。
味わいは逆に淡白になり、セオリーとは逆行するそれに驚いた。無論薄いという訳とは違う。ほんのり干し椎茸のニュアンスを楽しむ。

50分で喫了。
ものの良さと尺の大小には係わりはない。ハバノスは特にだ。
元から吟味されたERは、適正な状態で管理されればそのポテンシャルをどんどん見せてくれる。

LABEL : Bolivar 【Aged】 【Edicion Regional】