Los Statos de Luxe Brevas '98
2026-01-27

ロス・スタトス・デ・ルクセは過去にクレマスを取り上げた。
このブレバスは全てが同じ寸法なので非常に紛らわしい。合理化前のハバノスでは、事故が多発していたはずだ。
サイズはRG40x140mm、ビトラ・デ・ガレラ:ナシオナレス・マノ(ビトラ・デ・サリダ:コロナ)。
クレマスと同じく、1960年代から製造され、80年代までは手作りだった。それ以降はショートフィラー・マシンメイドとなり、2005年には廃盤となる。このブレバスもトリパ・コルタ(ショートフィラー)だ。
50本入りドレスボックスと、アルミホイルに包まれた25本パック・セロハン入り・セロハンなし5本パックとバラエティ豊かなラインナップ。
葉巻をチェックする。
驚いたことに香りはまだ豊かで、レザーを発する。
ラッパーはコロラドで荒い。ヘッドの処理がマシンメイド特有の形状で、全体的に綺麗にまとまっているとは言い難い。表面の油分は抜けている。
厳しい赤と黒と金のリングも、印刷がズレていかにもキューバ的でしぜんと笑みがこぼれる。
ヘッドをフラットカット。空吸いすると当然ドローは良好。
フットに火をつけると、ビターばしったレザー。
喫煙する。
い草、ミックスナッツ、古びたレザー。ミディアムフル。
しっかり味わいが残っており、アフターにも伸びるレザーを残しているのに驚いた。奥の方にヨードチンキのようなニュアンスがある。
うま味はたっぷりあり、ドライなタッチはそれを強調して唾液を誘う。

中盤はペッパーが上がってくる。
基本はレザーだが、ミントが通り過ぎたり、炒り豆が顔を出したりと、様々な表情を見せる。
ショートフィラーは寿命が早いと思われがちだが、充分な吸いごたえを与えてくれる。現行のブランドの若いシガーと比べても、何の遜色もない。麦わら帽子。
終盤、ブローすると肉類のようなうま味が捉えられる。
古いレザーは麦穂に、カカオ含有率の高いチョコレートがぬっと出る。
最後に野太い黒土のニュアンスとミントのアフターを残し、50分で喫了。
年月を経たトリパ・コルタの良さを再確認し、非常に満足。
すでに失われたブランドだが、葉巻は吸われるために作られたもの。吸わなければ、その葉巻のいい所は分からず、記憶にも残らない。
思い出はずっと残る。
LABEL : Los Statos de Luxe 【Aged】







