Bolivar Regentes Edicion Limitada 2021

2026-03-14

レヘンテスはボリバー4度目のエディシオン・リミターダで、2021年は他にCohiba 55アニベルサリオHoyo de MonterreyモントレイエスNo.4があった。
このあたりの年は変則的で2020年はELが1種類、22・23年などコロナ禍で飛ばされたりするのだが、そもそもキューバという国自体が変則的なので、そんな事を言ってもしょうがない。そんな事を気にするのは、あまりキューバンシガーに向いていない。

外箱から取り出した装飾が施されたニス塗りの横開きSLBを開けると、25本のBolivarが鎮座している。
朗らかなシダーウッドの香り。紙っぽさも少々。
表面はオイリーで黒っぽい斑が走る。ラッパーは明るめのマデューロ。黒金のELリングのボリバーは2018年ぶりで、実はそんなに離れていない。

サイズはRG52x130mm、ビトラ・デ・ガレラ:ディスクレトス(ビトラ・デ・サリダ:ロブスト)。パルタガス マデューロNo.1と同じビトラとなっている。

ヘッドをフラットカット。空吸いしてフットに火を回す。
甘めの芳香が漂う。喫煙すると白粉、桃の花。
白墨に濃いレザー、アフターに温泉水のようなミネラル感。
ボリバーの中でもかなりふんわりとした喫感のタッチだ。ミディアムフル。
乳製品のようなコクとじんわりと後から広がるうま味。ギラッとした圧と雲散するような引き潮が交互に入れ替わり、目まぐるしい。

 


中盤は稲刈りを済ませた田んぼ。藁の香りが牧歌的。
喫味はやや強めに立ち上がり、小豆の皮やナッティーなタッチが眼前に現れる。
曖昧な輪郭で変化していき、ふと強烈なキックで目を覚まされる。

終盤、灰を落としてブローすると澄んだ清涼感が走る。
青っぽいグラス感、コーヒー、レザーが一体となり、えもいわれぬ爽やかさを演出する。
余韻は口腔に長く留まる。残心。
60分で喫了。

これは試されるシガーだろう。
喫煙に強弱をつけ、やや強めにスモーキングしないとキャラクターがつかみにくい。
だが内側に入り込むと、しっかりとBolivarの個性にたゆたう。
ユニークなシガーであり、熟成も楽しみだ。

LABEL : Bolivar 【Edicion Limitada】